AWS初心者が押さえておくべき7つのサービス

AWS初心者がいざ利用しようとする際に、そのサービスの多さに圧倒されることが多いかと思います。今回は、AWSでよく使用する「7つのサービス」をわかりやすく解説します。
AWS初心者の方必見です!

※サービスの前に「AWSとは?」について知りたい方はこちらをご覧ください。

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1.VPC(Amazon Virtual Private Cloud)

VPCとは、AWS上に作るプライベートなネットワーク環境です。AWSを利用する際には、まずはこのVPC構築からスタートします。

VPCを利用するためには
・リージョンの選択

AWSにはリージョンと呼ばれる複数のロケーションがあり、VPCをどのリージョンを利用するか選択する必要があります。リージョンは、北アメリカやヨーロッパ、東南アジアなどさまざまな地域に存在しており、地域ごとに利用料金が異なります。

・ネットワーク範囲

対象ネットワーク環境で構築するサーバの台数や今後の拡張性を踏まえ、ネットワークの大きさ(IPアドレス範囲)が必要かを設定します。

・サブネット

プライベートサブネット、パブリックサブネットなど役割を考慮しサブネットを構成します。

2.EC2(Amazon Elastic Compute Cloud)

EC2は仮想サーバのサービスです。OSの種類(Amazon Linux、Windows、Cent OS、Red Hat、Ubuntu等)やCPU/メモリの組み合わせが豊富で、利用した分のみの従量課金制も特長のひとつです。用途としては、AD、ファイルサーバ、メールサーバ、資産管理サーバ、ウイルス対策サーバなど社内のシステムやWebサーバなど外向けのシステム、ERPなど幅広く利用できます。利用用途や規模にかかわらず利用されているサービスです。

EC2の特長
・ロケーションを自由に選択

EC2は海外のリージョンにも日本のリージョンと同じようにすぐにサーバを立ち上げることができます。例えば、シンガポールに10台、日本に10台、米国に10台サーバを用意したい場合もすぐに対応可能です。

・サーバ環境のコピーができる

EC2は設定情報やデータをAMIというメディアのような形式にすることができ、そのAMIを元に、新しいEC2を構築することができます。例えば、開発環境から本番環境にサーバをコピーするような場合なども、この機能を使えば簡単に行うことができます。

・スペック変更、サーバ台数の増減が柔軟

台数の変更がしたい、ディスク容量を追加したいなどのスペック変更も管理画面から簡単に変更できます(ただし停止が伴います)。AutoScalingという機能を利用することで自動的に台数を変更できるため、都度スペック変更を行うことが手間な場合はこちらの機能を使うと便利です。

3.EBS(Amazon Elastic Block Store)

EBSは仮想ディスクサービスです。物理サーバの外付けハードディスクのようなイメージです。IOPS(1秒あたりのI/O処理)を指定することで、より大量のトランザクションにも対応できます。

EBSの特長
・2種類のディスクタイプを選択

EBSはSSDとHDDよりディスクタイプを選択し利用することができます。

・耐障害が高く性能を調整することが可能

EBSに保存したデータは同一データセンター内複数の物理ホストに同期されるため障害に強いです。また、EBS プロビジョンド IOPS SSDを利用することでIOPS値を指定することができるため必要な性能を出すこともできます。

・安心のセキュリティ

 EBSは暗号化することが可能です。

4.RDS(Amazon Relational Database Service)

RDSはデータベースサービスです。各種データベースエンジン(Amazon Aurora、PostgreSQL、MySQL、MariaDB、Oracle データベース、SQL Server)を提供しています。AWS上でリレーショナルデータベースを利用する場合には、RDSを第一候補とすることをおすすめします。

RDSの特長
・既存ライセンスも利用可能

データベースライセンスをAWS利用料金内で支払うか、既存で所有しているライセンスを持ち込むかを選択することができます。

・冗長構成もばっちり

データベースを冗長化したい場合は、2種類の実施方法があります。1つめは、同じリージョン内の異なるデータセンターにレプリケーションを行うマルチAZを利用する方法。もう1つは、リードレプリカというレプリケーションで読み込み専用のものとなります。どちらも災害時や負荷分散として、DBの同期処理に利用できます。

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・バックアップの取得ができる

サービスの標準機能として自動バックアップ(自動スナップショット)機能が利用でき、最大35日間データを保持することができます。

5.ELB(Elastic Load Balancing)

ELBはロードバランサーのことです。現在ELBでは3種類のロードバランサー機能があります。

・CLB (Classic Load Balancer)

ELBサービス開始時よりあった、ロードバランサーサービスです。複数のAmazon EC2インスタンスの負荷分散を行うのに最適なロードバランサーです。

・ALB (Application Load Balancer)

レイヤー7で動作し、HTTP/HTTPSの通信を負荷分散します。Webサーバの負荷分散の用途であれば、ALBが適しています。

・NLB(Network Load Balancer)

レイヤー4で動作し、TCPトラフィックなどネットワーク系の負荷分散に最適なロードバランサーです。

ELBの特長
・コストの最適化

ELBは稼働時間や処理したトラフィック量に応じ、利用分のみを支払う従量課金制です。数千円/月から利用可能なため、スモールスタートに最適です。ACM(AWS Certificate Manager)とELBを組み合わせて利用することで無償でSSL証明書も利用可能です。

・突発的な負荷にも自動対応

急激なトラフィック増加があった場合でも、ELBが自動的に拡張する設計となっています。

6.S3(Amazon Simple Storage service)

S3は東京リージョン開設時より存在するストレージサービスです。ホスティング機能も有し、どのようなデータでも保存や取得ができます。各種ログの格納、静的Webサイトのホスティング、分析対象データ格納、EBSのバックアップ、デプロイアプリケーションの格納など用途は多岐に渡り、AWSの各種サービスと連携できます。

S3の特長
・容量無制限

S3は容量無制限で使用できます。保存するデータファイルは1ファイルにつき5TBまでという制限はありますが、制限内であればいくらでもクラウドにデータを保存できます。

・低コスト

S3は「①保存されたデータ容量(ストレージ容量)+②データへのリクエスト数+③データ転送量」で料金が決まる従量課金制です。料金計算は少々複雑ですが、必要最低限の費用で安価に利用できます。

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・高い耐久性

ストレージは、耐久性 99.999999999% を達成するように設計されています。仮にAZが1つ喪失したとしてもデータ復旧が可能です。

7.CloudWatch(Amazon CloudWatch)

CloudWatchは、AWS上で利用している各種機能を監視できるサービスです。新たにミドルウェアを導入することなく、EC2やRDS、EBSなどの各種パフォーマンス値(メトリクス)を監視できます。

CloudWatchの特長
・運用負荷の削減

ログファイルの取得や編集を行う必要はなくグラフィカルに表示され、マネジメントコンソールを開いただけですぐに確認できます。作業に人手を介さないため、ログ編集者の作業ミスといった心配や、監視作業に関する運用工数を削減できます。

・無料で利用できる

CloudWatchには12か月間利用できる無料枠が設けられており、CPUやメモリ・ディスクなどの使用率の監視などの一般的なメトリクス監視を最大10個まで行うことができます。ソフトウェア購入料やライセンス料は不要で、一般的なメトリクスのみの監視なら運用スキルは必要ありません。

・ログの取得ができる

搾取サービスのログを収集することができ、取得したログデータを利用して管理・調査・分析に使用できます。

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以上、AWSを利用する上では必ず目にする7つのサービスでしたが各サービスの特長や利用イメージは掴めましたか?AWSにはさまざまなサービスや機能があるので、今後も少しずつご紹介していきたいと思います。

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