2021.04.19 仮想サーバとは? 物理サーバとの違いや導入のメリットを解説

サーバを新たに増やす場合、購入コストや管理コストがかかります。しかし、仮想サーバの活用によって、既存のサーバを効率よく利用することが可能です。ここでは物理サーバとの違いや、仮想サーバを導入するメリットについて解説します。

仮想サーバとは

仮想サーバとは、物理的な1台のサーバマシン上で、仮想化技術により稼働する仮想的なサーバのことを指します。仮想化には専用のソフトウェアを物理サーバにインストールし、通常はその上で複数の仮想サーバが稼働しています。複数に分けた仮想サーバごとに別のOSやソフトウェアをインストールして、別の環境として利用できる点が大きな特長です。

また、仮想サーバの利用で、物理サーバの設置台数を減らせるなど、コスト面の大きなメリットが期待できます。

クラウドサービスでも仮想化技術が活用されている

クラウドと仮想サーバは、混同されるケースが少なくありません。しかし、クラウドはあくまでもサービスや環境であり、仮想サーバは仮想化技術によって稼働しているものです。単に物理サーバに専用ソフトウェアをインストールして仮想化するだけでは、クラウドサービスとはなりません。仮想サーバをクラウドサービス化するには、以下の条件を満たす必要があります。

  • 他のコンピューターが仮想サーバに対して、ネットワーク越しにアクセスできるようにすること
  • ITリソースのリポジトリを含むこと
  • プロビジョニングとスケーリングをすばやく実行できること

プロビジョニングとは、ITリソースを必要に応じて必要な分だけ提供できるように予測・準備する技術です。そして、スケーリングは提供しているITリソースの処理能力を、必要に応じて拡大・縮小する技術です。

クラウドサービスにも、プロビジョニングやスケーリングなどを通じて、仮想化の技術が活用されています。

仮想サーバと物理サーバとの違い

仮想サーバと物理サーバの違いについて、利用の目的・使い方・コストの観点からまとめました。

比較項目 仮想サーバ 物理サーバ
目的 1台の物理サーバを複数のサーバとして使えるようにする 1台の物理サーバをそのまま使う
利用シーン
  • リソースの効率的な利用
  • 旧システムの環境を残す
  • 災害対策などに活用可
  • リソースを占有して性能を確保
  • 仮想化すると逆にコストがかかる、小規模の環境構築
コスト
性能
障害発生時の影響範囲

◎...非常に優れている ○...良い △...いまいち

仮想サーバのメリット

仮想サーバは、1台の物理サーバを複数のサーバとして利用するため、サーバのリソースを効率的に利用できます。また、旧システムの環境を残したい場合や、新しいOSやミドルウェアなどを試したい場合にも仮想サーバを活用でき、物理サーバを増設する必要がありません。

仮想サーバのデメリット

1台の物理サーバ内で複数のOS・プログラムが動くため、1台につき1つのOSが動く物理サーバに比べて、性能面で劣る場合もあります。また、仮想サーバが動作している物理サーバに障害が発生した場合、複数のOS環境に被害が及ぶため、影響が大きくなる点にも注意が必要です。ただし、物理サーバが複数台ある場合は、障害が発生した物理サーバ上の仮想サーバを別の物理サーバ上へ移行、自動的に再起動し、障害の影響を最小限にとどめることができます。これもまた仮想サーバの大きな特長です。

クラウドサービスでサーバを構築するなら専門家に相談を

クラウドサービスで仮想サーバを構築することは可能ですが、仮想サーバを構築し、システムとして正しく稼働させるためには専門的な知識が必要です。クラウド上でサーバを稼働させたいと考えているものの、技術的なことは分からないという場合は、クラウドの導入サービスを手掛けている専門業者に相談してみてはいかがでしょうか。

当社では、「AWS導入サポート」を提供しており、お客様のクラウドサーバ構築についてのご相談を受け付けています。クラウドサービスでサーバ環境の構築にお悩みの場合は、ぜひ当社まで気軽にご相談ください。

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