2023.12.25

AWSを活用した働き方改革の実現

コロナ禍により急速に進んだリモートワーク、子育てや介護など働く側のニーズの多様化が進んでいます。多様な働き方を選択できる社会を実現するため、企業側には働き方改革が求められます。ここでは、AWSを活用して実践できる働き方改革の例をご紹介していきます。

働き方改革の実態調査結果

株式会社ワーク・ライフバランスが実施した「企業の働き方改革に関する実態調査2022年版 新規ウィンドウで開く」から、以下のような結果が見えてきました。

メリット

  • リモートワークにより生産性が向上した
  • 顧客満足度が向上した
  • 部門間の連携を強化する取組みが活発化している
  • 勤務環境が改善した

デメリット

  • リモートワークの導入により勤怠管理の強化が必要である
  • 効率性向上のためITツールの新規導入が必要である
  • ノー残業デーや定時退社の促進が必要である

働き方改革の課題

上記の調査結果より、働き方改革が思うように進まない企業が抱えている課題が「勤怠管理の強化」や「効率性向上のためのITツールの新規導入」、「ノー残業デーや定時退社の促進」であり、表面的な対策にとどまっていることが、うまく進まない原因だと考えられます。

TOKAIコミュニケーションズでも、コロナ禍を機にリモートワーク化が進み、急激な働き方改革を経験しました。メリットとしては、通勤時間が短縮したことによる残業時間の減少など、勤務環境の改善が挙げられます。半面、リモートワーク化が急激であったため、開始当初は社内接続環境が不安定であったり、担当者が問い合わせ対応に追われたりなど混乱が見られました。またリモートワークの実現や勤務状況の確認・管理、部門間の連携強化のため新たに複数のITツールを導入し、ツールの利用者、ツールを管理運用する情報システム部門に負荷が増加したことを感じました。

実態調査の結果から見るポイント

  • リモートワークを導入したうえで、更なる業務効率向上のためブラッシュアップが必要である。
  • 残業時間の削減、勤怠管理の強化が必要である。
  • リモートワーク環境の構築、運用について、社内の担当部署だけで行うのは負荷が大きいと考えられる。

働き方改革を支援するツールとは

実態調査の結果から見るポイント③について、AWSを活用したリモートワーク環境の構築が可能です。実例をご紹介します。

Amazon WorkSpaces

AWSが提供するフルマネージド型の仮想デスクトップサービスです。クラウド上に業務環境を置くため、インターネット経由でいつでも、どこからでも自分のデスクトップに接続することが出来ます。WorkSpaces環境とオンプレミス環境をネットワーク接続することで、ActiveDirectory(AD)やファイルサーバなど、既存の社内システムとの連携が可能です。既存のドメインユーザでAmazon WorkSpacesを利用できるのはもちろんのこと、グループポリシー等を利用し各種設定を社内規程に合わせることも可能です。

リモートワーク環境を構築し働き方改革を実現した事例

Amazon WorkSpacesを活用した働き方改革の実例をご紹介します。株式会社TOKAIホールディングスでは、Amazon WokrkSpacesの導入によりセキュアなリモートワーク環境を構築し、交通費・出張費やオフィス賃料を含む経費を削減、利便性が向上し業務コストと運用負荷を大幅に削減することができました。詳細は下記の事例をご覧ください。

AWS導入事例 | 株式会社TOKAIホールディングス

Amazon WorkSpaces導入サポート

Amazon WorkSpacesについて解説してきましたが、自社の人材だけでWorkSpaces環境を構築、運用し働き方改革を実現するのは、負担が大きく難しい、と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。TOKAIコミュニケーションズでは、Amazon WorkSpacesを導入するための要件定義フェーズから、設計、構築、移行、運用を支援する「Amazon WorkSpaces 導入サポート」サービスを提供しています。利用者からの問い合わせに直接対応するサポートデスクも提供しています。サービスの詳細については、下記サービスページをご覧ください。

AWSサービス| Amazon WorkSpaces導入サポート

Amazon Connect

Amazon ConnectはAWSが提供するクラウド型コンタクトセンターサービスです。コンタクトセンターに必要なソリューションをAll in Oneで提供する、セルフサービスのクラウド型コンタクトセンターです。機器が不要なため、通常数ヶ月かかるコンタクトセンターの構築を短期間で実現できます。コンタクトフローの作成にコーディングは必要なく、Web画面上で視覚的にフローを作成することが出来ます。通話記録は、AWSのストレージサービスであるAmazon S3に録音データとして保管することが可能です。

働き方改革を実現した事例紹介

Amazon Connectを活用した働き方改革の実例をご紹介します。新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、TOKAIコミュニケーションズでもリモートワーク化が進みました。顧客からの電話問い合わせに対応するサポート担当者もリモートワークの対象となったため、自宅にいながら会社の外線電話にかかって来る電話を受けられる環境をAmazon Connectで実現しました。下記の記事でAmazon Connect導入事例を詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。

AWS活用法 | Amazon Connectで在宅勤務でも対応できる問合せ窓口を立ち上げてみた

Amazon Connect導入サポート

Amazon Connect導入サポートは、お客様から利用用途などをヒアリングし、設計、構築、運用を支援するサービスです。Amazon ConnectをAWSの他サービスと連携させ、通話データの保存や顧客データベース参照、ログの保管など、より利便性を向上させる環境を提案します。下記サイトにて、当社が提供するAmazon Connect導入サポートサービスについて紹介していますので、ぜひご覧ください。

AWSサービス | Amazon Connect導入サポートサービス

働き方改革に取り組んでいる方はぜひご相談を

利便性の高いリモートワーク環境を整えることは、働き方改革を進める中で非常に重要な要素です。環境のインフラにAWSを活用することで、AWSに備わっている様々な機能を活用することが出来ます。例えばログの取得と保管、複数拠点へのバックアップ、コスト最適化などが挙げられます。またもちろん、AWS以外のサービスをAWSに連携させることも可能で、当社の場合、Amazon WorkSpacesのセキュリティを高めるため、サードパーティ製の多要素認証ツールを組み合わせています。しかしながら、AWSの様々な機能を活用し、他システムと連携させるためには、AWSの専門的な知識が必要です。当社では、AWSを専門とする技術チームが多くの構築実績を持っており、そのノウハウを活かしてお客様をサポートします。働き方改革にAWSを活用することを検討している方は、ぜひ当社へご相談 新規ウィンドウで開くください。

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